内臓疾患
パターン1「回盲弁症候群」
回盲弁とは
小腸と大腸のつなぎ目にあり、1方向だけに聞く弁で、その役割は小腸から大腸へ送られる「便(うんち)」の元が逆流しないように抑える事です。
この弁の開閉機能がおかしくなることで、血中に毒素が漏れ出てしまい、様々な症状を引き起こす原因となってしまいます。
機能障害には2パターンあって、開きっぱなしになる『オープン型』と閉じっぱなしになる『クローズ型』ですが、、回盲弁症候群の9割は、オープン型と言われています。
オープン型は朝、クローズ型は夜に調子が悪くなる傾向にあるようです。
症状について
- 朝起きるのがつらい・午前中いっぱい調子が悪い
- 二度寝をするとかえって調子が悪い・寝れば寝るほど調子が悪い
- 運動をすると胸が痛む
- 動悸がする・みぞおちや心臓の周りが痛い
- メニエルのような症状がある。
- 午後めまいや立ちくらみがある
- 偏頭痛がある
- 右肩の痛みや腰痛がある
- 耳鳴りがする
- 副鼻腔炎のような症状がある
- 突然喉が渇く
- 目の下に黒ずみがある
- 肌荒れがある
- 原因不明の身体の痛みやむくみがある
- 消化不良・ガスがたまる
- 風邪のような症状がある
対処法について
A 筋肉、骨格系のバランス調整
・骨盤矯正
・頚椎、胸椎の矯正
・MMS療法
B 精神的改善
・ストレスの緩和
・呼吸法
・睡眠の向上
C 食事の改善
・消化の良い食事
・刺激物の摂りすぎに注意
・ミネラルの摂取
・脂肪分を減らす
・早食いをしない
内臓疾患と背骨
一般的に内臓疾患というと病気、病院としか一般の方はイメージに沸かないと思いますが、人間の身体の内臓は自律神経支配によるものがほとんどです。
しかし、背骨の中を通る脊髄からの神経伝達も各内臓へは関与をしているのです。
股関節から骨盤また腰や背中等に大きな歪みなどが起こってくると、これらの神経を圧迫し、内臓の働きを阻害する可能性が考えられます。
一般的に、内臓系の弱い人に姿勢のあまり良くない人が多いのも頷ける話です。
ただ、内臓疾患の全ては背骨からきているわけではなくて、背骨を正す治療は本来内臓疾患の予防として考えるテーマだと我々は受け止めています。