不眠


睡眠時間には個人差がありナポレオンの3時間睡眠は有名な逸話
ですが、短時間でもぐっすり眠れる人と8時間以上眠れないとダ
メだという人など様々です。

不眠のタイプには3タイプあり

①寝つきが悪く、眠ろうとすればするほど眠れなくなるタイプ

②眠りが浅くすぐに目が覚め夢をよくみるタイプ

③朝早く目が覚め、一度目が覚めると寝れないタイプ

原因にはいくつかありますが、肩こりや首痛、顎の関節異状、疲労、生活の不摂生などといった背骨や
肉体的な問題から発症する場合と緊張や不安、またストレスや自律神経失調症などから起こる場合が
あります。

内臓疾患


パターン1「回盲弁症候群」


回盲弁とは

小腸と大腸のつなぎ目にあり、1方向だけに聞く弁で、その役割は小腸から大腸へ送られる「便(うんち)」の元が逆流しないように抑える事です。
この弁の開閉機能がおかしくなることで、血中に毒素が漏れ出てしまい、様々な症状を引き起こす原因となってしまいます。
機能障害には2パターンあって、開きっぱなしになる『オープン型』と閉じっぱなしになる『クローズ型』ですが、、回盲弁症候群の9割は、オープン型と言われています。
オープン型は朝、クローズ型は夜に調子が悪くなる傾向にあるようです。


症状について

  • 朝起きるのがつらい・午前中いっぱい調子が悪い
  • 二度寝をするとかえって調子が悪い・寝れば寝るほど調子が悪い
  • 運動をすると胸が痛む
  • 動悸がする・みぞおちや心臓の周りが痛い
  • メニエルのような症状がある。
  • 午後めまいや立ちくらみがある
  • 偏頭痛がある
  • 右肩の痛みや腰痛がある
  • 耳鳴りがする
  • 副鼻腔炎のような症状がある
  • 突然喉が渇く
  • 目の下に黒ずみがある
  • 肌荒れがある
  • 原因不明の身体の痛みやむくみがある
  • 消化不良・ガスがたまる
  • 風邪のような症状がある

対処法について

A 筋肉、骨格系のバランス調整
・骨盤矯正
・頚椎、胸椎の矯正
・MMS療法
B 精神的改善
・ストレスの緩和
・呼吸法
・睡眠の向上
C 食事の改善
・消化の良い食事
・刺激物の摂りすぎに注意
・ミネラルの摂取
・脂肪分を減らす
・早食いをしない


内臓疾患と背骨

一般的に内臓疾患というと病気、病院としか一般の方はイメージに沸かないと思いますが、人間の身体の内臓は自律神経支配によるものがほとんどです。
しかし、背骨の中を通る脊髄からの神経伝達も各内臓へは関与をしているのです。
股関節から骨盤また腰や背中等に大きな歪みなどが起こってくると、これらの神経を圧迫し、内臓の働きを阻害する可能性が考えられます。
一般的に、内臓系の弱い人に姿勢のあまり良くない人が多いのも頷ける話です。
ただ、内臓疾患の全ては背骨からきているわけではなくて、背骨を正す治療は本来内臓疾患の予防として考えるテーマだと我々は受け止めています。

自律神経失調症

自律神経とは交感神経と副交感神経の二つに分類され、自分の意思などではコントロールできない自動的に働く神経のことを指します。
主に、内臓全般を動かしており、自律神経失調症の症状は病気やさまざまな内臓疾患へと影響を及ぼすわけです。
ただ、一般的に言われる自律神経失調症は、自己の感情や睡眠また呼吸などに現れることも多く、発汗などにも大きく作用します。

原因としては、極度の精神的ストレスや肉体へのストレスなどが考えられますが
人の前に出て緊張し、言葉が上手くしゃべれないなども急性の自律神経異状かもしれません。

症状は 暑くもないのによく手に汗をかいたり、便秘や下痢を繰り返したり不眠症状や電気がまぶしい、過呼吸を引きおこしやすい などのさまざまな症状を発します。
また、女性などのホルモン分泌とも密接な関係があり、特に排卵、妊娠、更年期などにもよく見られる症状の一つです。
最近では、この自律神経異状が体幹の血流異常などに及び、腰痛や背中の痛みや肩こりや頭痛などを引きおこすケースも少なくありません。


対処法について

まず心身ともにリラックスすることが必要となってきます。
また、呼吸法などのこの症状緩和に役立ちます。
カイロプラクティックでは、呼吸にともなう頭蓋骨の歪みや上部頚椎のズレ、また骨盤部から肋骨部へと存在する呼吸に大きく関与する横隔膜などのストレッチなども効果的だと考えられています。

アレルギー性疾患


パターン1「アトピー性皮膚炎」


アトピーとは、アレルギー反応と関連があるもののうち皮膚の炎症(湿疹)を伴うもので過敏症の一種です。
名前の由来は(場所が不特定)という意味のギリシャ語(アトボス)から由来しています。アトピーは、かゆみとじゅくじゅくした湿疹が悪化したり、改善したりする波を
繰り返します。
原因として、遺伝、ダニやほこりなど様々なものが挙げられていますが、これらのアレルギー源を取りのぞいてもあまり症状改善は期待できませんが、最近では高リノール酸食用油やそれを素材とする食品の摂取を控えると少し症状が軽くなるとも発表されたり
またイワシやサバなどEPAやDHAを多く含む魚をあまり摂取しないことも要因の一つだと言われております。
アトピーの代表的な治療法としては、炎症を抑えるためのステロイドを用いる手段が最善とされてはいますが、ステロイドは非常に強い作用を持つ薬であることからリバウンド現象が問題視されたり結局ステロイドでも完治することはないとも言われています。


パターン2「花粉症」

“主な症状は風邪にそっくり!”
【過去に発症のない人も注意】
幸いにして去年まで発症していなかった人も、今春になって目のかゆみを伴う、くしゃみ、鼻水
鼻づまりの症状が出たら花粉症の可能性大です。
微熱、頭痛、目・耳のかゆみ肌荒れなども花粉症が疑われます。
また、最近は子供の患者も増加傾向にあります。
子供が平熱にもかかわらず水ばなを出していたら花粉症を疑いましょう。

【免疫システムが過剰反応】
花粉症では身体の免疫システムが過剰に働くアレルギー反応の代表格です。
花粉症の人の身体に花粉が入ると異物とみなされ、身体の免疫細胞が活動を開始、化学物質のヒスタミンを放出し、その刺激によってくしゃみや鼻水などの発作が現れるのです。
遺伝要因や環境要因など様々考えられますが、あきらかにはなっていません。
一旦発作を起こすと身体が『花粉は異物である』との情報が記憶されるため完治は難しいとも言われております。




適応・対処法について

アトピーに対しても花粉症に対してもボディバランスケアセンターでは、自律神経伝達の改善、また   免疫機能の向上を最善に考え治療に当たります。なぜならこれらのアレルギー症状は全ての抗原抗体反応といえる免疫不全症候群だからです。
本来、正常であればこれらの異物(抗原)に対してヘルパーT細胞などがバランスよく反応し、マクロファージやキラーT細胞などを活性化させ、正常な免疫として働きかけるはずだからです。
総合して考えれば人間の機能が正常に働いていないことがアレルギー症状を発生するとも考えられ、カゼをひいたりインフルエンザに感染することと同じように人体そのものが疲労していたりストレスを感じ、弱っていたりするとそれらは容赦なく人間の身体に襲いかかってくることが考えられるからです。
それに対して免疫力を上げ、本来持つ自然治癒力を高めていくことによってその根本が少なからずとも改善に向かわせることが出来ると考えています。
具体的には自律神経の分岐節が多く集まる後頭下や上部胸椎、また骨盤の調整をして脊柱ラインの筋肉バランスを整える治療を行なっていきます。
そして患者様ご自身には姿勢の改善、日頃の体操・食事療法など様々なアドバイスをするよう心がけております。