目の疲れ(眼精疲労) 充血

物を見るにはまぶたをあけ、目を動かさなければいけませんが、肩こりや首の痛みを感じるような緊張性の筋肉の硬縮があると、同時にそれらの筋肉まで緊張し疲れやすくなってしまいます。この状態が目への正常な神経伝達を阻害したり、血行不良を起こし、目周辺の筋肉に疲労感を感じるようになったり、充血しやすい症状をつくってしまうのです。
また眼精疲労には血圧の異状やストレスが原因になっている事もあります。


対処法について

眼球を様々な方向に動かすような行動が眼精疲労には効果的と言われております。
しかし、多くのケースで上部頚椎のずれが原因となっている人が多くみられます。
これらを調整することによりかなりの改善が期待されます。

めまい、ふらつき


めまい、ふらつき、吐き気などが起こる症状には『メニエール病』や『良性発作性頭位めまい症』また首などがずれることにより引き起こされる『頚椎椎間関節症によるめまい』また『血管狭窄症』などによる注意しなければいけないめまいなど様々あります。


パターン1「メニエール病」


メニエール病は内耳の内リンパ液が過剰になることにより炎症を起こしたり、水ぶくれになる状態であり、内リンパ水腫とも言われます。
メニエール症状は時間帯や体勢に関係なく何時なんどきめまいが起こるかわからないとても やっかいな症状です。
真面目で几帳面な性格な人も多く、過労、ストレス、睡眠障害が原因になることもあります。


対処法について

病院などの投薬でもなかなか改善しにくい症状の一つですが、カイロプラクティックでは、  早期に改善されるとも臨床的に多く見られます。
また、今注目されているのが「水分摂取療法」です。
薬は飲まず、水を一日に約一・五リットル飲む治療法です。「水を飲むことで、内耳の血流の  循環が良くなり、蝸牛の機能が改善する。メニエール病を引き起こすと考えられる抗利尿ホルモンの分泌も抑えられるので、めまいも聴力も改善する」。
女性は1.5~2リットル、男性は2~2.5リットルの水を毎日飲む。
薬は基本的に使わず、めまいや耳鳴りなどが起きたときの対処法として用いる。ただし、事前に  心臓や腎臓などに問題がないことを確認する必要があります。


パターン2「良性発作性頭位めまい症」


女性のめまい患者の半数近くを占めるめまいの中で最も多い病気が「良性発作性頭位めまい症」です。人間は耳の中にある三半規管と耳石器(じせきき)と呼ばれる2つの器官で平衡感覚を保っています。三半規管が頭の回転方向を感じ取るのに対し、耳石器は体がどの方向に移動しているのか感知しています。耳石器には0.03mmほどの耳石(じせき)と呼ばれる小さな石が約1万個はりついています。しかし、その一部が固まりとなって剥がれてしまい三半規管の中に入り刺激することでめまいを感じます。


対処法について

【エプレ法】
三半規管から耳石が外に出る方向に向かって姿勢を変えていくことで耳石を元の位置に戻すものです。戻った耳石は約5分で耳石器にくっつくそうです。


予防法について

耳石の主な成分はカルシウム。カルシウム不足になると耳石が剥がれやすくなるため牛乳や小魚を食べると予防に繋がります。


パターン3「前庭神経炎」


片側内耳の前庭器官の障害により急に激しい回転性のめまいが起こり、一週間ほど続く。
吐き気・嘔吐・冷や汗を伴うが難聴や耳鳴りなどの聴覚異常は伴わないのが特徴です。
原因は不明。
ただ風邪などによるウイルス感染などが原因とも言われ、時に症状がダラダラと尾を引く事があります。


パターン4「突発性起立性低血圧症」

起立性低血圧を起こす事を言います。
起立性低血圧とは、横になったり座った体勢の状態から急に身体を起こしたり、立ち上がった際に血圧が下がり立ちくらみ・めまい・失神などが現れるものを言います。
低血圧などの要因の一つと考えられなくは無いが、精神的な状態もその要因ともなりえる。


パターン5「頚椎椎間関節症によるめまい」


首を回したり傾けたりした時に第一頚椎は様々な方向に動きますが、逆にこの第一頚椎がずれてしまい元に戻らなくなってしまった状況により首周辺の筋肉が硬縮しやすくなり、これらが神経を阻害することから耳鼻咽喉に異常をきたすことがあります。
もう一つ、めまいも考えられ習慣的にめまいがよく起こる人はこれらの原因が考えられます。


対処法について

後頭骨や第一頚椎第二頚椎の調整がとても効果的です。


パターン6「注意するめまい」

ごくまれではありますが、高血圧の人や高齢者は血管狭窄による
めまい、ふらつき、かすみ目、吐き気、等を引き起こすことがあります。
主に椎骨、脳底、総頚動脈等の狭窄が原因であり、ときには手術も必要になってきます。
長期にわたりめまいが続いたり、休みなく頻繁に起こる頭痛は要注意かもしれません。


対処法について

病院での早期な精密検査をおすすめします。

耳鳴り


耳鳴りには様々な症状がありますが、原因はまだ不明です。耳の内耳に異状があるという説もありますが、カイロプラクティックでは第一頚椎のズレによる症状だと考えられている事が多いのです。
また、耳鳴りは難聴とともに出現する事が多いといわれていますが、ストレスなどもその原因の一つになるといわれています。


対処法について

頚椎の歪みや顎関節の歪みは耳鳴りの原因になるとも言われております。
ボディバランスケアセンターではあご周辺の筋肉を緩め、頚椎調整をします。

顎関節症


顎関節の部分には関節円板というクッションがあり、これが何かのきっかけでひっかかったりズレてしまい、こすれて炎症がおき痛みをともなう状態をいいます。口の開け閉めなどでカクンという音や痛みを発したり、また指2本分口が開かなくなった状態が起こります。原因にはいくつかありストレスでの歯ぎしりや、歯のかみ合わせによる問題とも考えられています。


また、大きな要因の一つとして身体の歪み、首のズレがあげられ、これらが顎関節周辺の筋肉、外翼状筋や咬筋などへのアンバランスを引き起こし、症状をともなっているとも考えられているのです。
カイロプラクティックでは、顎関節のことをTMJと呼び、最も重要な関節と考えられており、この症状は顎の痛みだけではなく、頭痛や耳鳴り時には手足のシビレ、めまい、鼻やのどの違和感などをうったえることもあります。
まず第一に背骨の歪みや筋肉のアンバランスを整える事が重要なのです。


対処法について

あご周辺の筋肉(咬筋、側頭筋、外側翼状筋、内側翼状筋)の左右のバランス調整また顎関節の調整、背中から首にかけての脊柱の歪みの調整、これらによりかなりの改善がみられます。